定常紫外可視光吸収測定装置UV-3100PC(UV-VIS-NIR scanning spectrophotometer, Shimadzu) 操作マニュアル

Ⅰ. 装置の立ち上げとレファレンス(参照)試料の測定

定常吸収測定装置、PCの順に電源を入れる。

「UV-Probe 2.43」を起動する。

画面下部の「Connect」を選択する。

装置のチェック項目が全て緑色になるまで待機する(15分程度)。

この待機時間はランプの暖機時間になる。

チェックが終わったら「OK」ボタンを押す。

画面上部のMマーク(Method)をクリックする。

 

以下の測定条件を打ち込み、「OK」を押す。

 

波長 :Start 700 nm ~ End 280 nm

Scan speed :Medium

Sampling interval :0.5 nm

 

Instrument Parameterのアイコンを選択。

Measuring mode :Absorbance Slit width :1.0nm

「溶媒だけ」の試料(参照試料)を手前のサンプルホルダに設置する。写メ

画面下部のBaselineのアイコンを選択し、「OK」を押す。

Ⅱ. サンプル試料測定(Iの後に行う)

参照試料をサンプルホルダから取り出す。

測定試料セルの側面のガラスが汚れていないか確認する。

(汚れていたらキムワイプで拭いてきれいにする。ただし、あまりに力をいれると石英セルのダメージが入ることもあるため注意する。)

測定試料を手前のサンプルホルダにセットして、「Start」を押し、測定を開始する。

スペクトルのスケールを変えたい時は、グラフ上で右クリックをして、「auto scale」を選択する。

最も長波長側の吸収ピークトップの波長(蛍光測定用の励起波長)、およびその波長と355nmの波長(過渡吸収測定用の波長)の吸光度を実験ノートに記録する

測定終了後、ファイルを「Hosokai」フォルダーに保存する。

ファイル名は、「日付_サンプル名_溶媒名_試料条件(wobub or withbub)」にする。写メ

「保存」のアイコンを押して、ファイルを保存する(Ctrl + Sでもよい)。

この時に保存される形式は分析機器の拡張子になり、他のソフトでは編集できないので注意する。

最後に、「File」->「Save As」から、ファイルの種類を「Data Print Table」に選択して、保存して測定終了。

III. 装置の立ち下げ(IIの後に行う)

計測ソフトを閉じる。

「txtのデータ」を自分のUSBに保存する。

PCをシャットダウンして、装置の電源を切る。