PETフィルムに光を打ち込む

Dutyとも言える今年一番重い研究の光学系を組み上げて、サブ的に別の装置も組み上げている。

大きな予算をもらってスーパーコンティニューム光源を買い、これを使おうと思っている。

光源は最高だ。

シード光が6 psなのに、実際のレーザーは100 psになるところは極めて残念だが、レーザーっていいな、と思わせる光源だ。

100%の出力は見た目に実際にも非常に危ないため、手元にある装置でも最も慎重に扱っている。

近赤外が半端ないので、色々試した結果800 nm辺りで可視と赤外に分離して使っている。

PET膜に可視光を当て続けてみたところ、特に透過光の変化はなかった。

第一段階はクリアー。

次が本番となる。サブ的な装置のため、これに時間はかけられない。

 

過去に面倒を見た外国の学生が論文修士を取るための、論文審査委員になってくれないかと依頼が来る。

これ自体は構わないのだが、1stで1報、共著で1報を持たせたのに、もう1報1stで論文が必要だから来年実験したいとお願いされる。

修理論文で1st2報はきつくないか?日本だったら博士号とれるぜ。

その次は博士号を目指すということで、これも面倒を見て欲しいという。

教育機関だったら喜んで面倒を見るが、今の職場だとどこまでできるのか不安に感じる。

所に来てもうすぐ8年経つが、未だに後輩が入ってこないで一人コツコツと、仕事量が年々増えていく一歩だ。

しばらく研究に専念できるのかも、この数年は毎年不安を感じている。

 

一層のこと、知り合いのところに預けるかなとも思ったり。