クライオスタット

関係各所に連絡を取ったところ、どこも応対良く色々相談に乗ってもらった。クライオの整備とか改造とかの目星はほとんどついたと行ってよい。冷却テストをして、個人的にもなかなか勉強になった。

 

しかし、今採用している系で角度依存の測定を真面目に検討してみたところ、あんまりまともに測れそうに無いことが判明した。判明というか、ちょっと考えればすぐ分かる話だが。石英窓の屈折率は大した影響が無いんじゃないかと勝手に思っていたが、なかなかいやいやそんなことはない。解決方法は分かっているものの、予算もないし、簡単には手が出せなそう。

 

4Kで発光の角度依存を測りたい人はどれほどいるのか。需要があればまた考えたい。極低温の角度依存は個人的には面白いとは思うんどけど、商売に結び付くかどうかはわからん。なかなか無い装置を開発したとしても、需要がなければ意味がなく、研究者としてのジレンマを感じる。